片麻痺の息子 陸上の大会で5000mのタイムが2か月で2分縮まった
高1の息子は左半身にマヒがあります。
赤ちゃんの頃は、首も座らない重度の障害になると言われていました。
今は、左半身の麻痺はありますが、おかげさまで自力で歩行走行できるようになりました。
9月と11月にに陸上の大会に出場しました。
高校の健常者の大会なので、私の見る限りだと障害者は息子一人です。
幼いころから運動会でもダントツのビリです。
こんな息子がなぜ陸上に目覚めたのか、本当に不思議です。
中学までは義務教育だったので、運動会で少々時間がかかっても
暖かく見守って頂き、最後に皆さんから拍手をもらってゴールするのが定番でした。
高校に入ってからは、陸上部に入り、いろんな高校の子たちが参加する大会に出ます。
陸上部ではない子たちとの競争でもダントツビリな子です。
陸上の応援に行っても、大会にご迷惑をおかけするんじゃないか、
参加者や応援の人たちをイライラさせるんじゃないか、
大会に出してもらえなくなる不安を抱えています。
おかげさまで、今のところ頑張っていると言って暖かく受け入れて頂いているようです。
9月と11月の大会で5000メートルに出場しました。
どちらの大会も駆け出しからダントツビリでした。
12周もトラックを走るので親も数を数えられなかったのですが、9月の大会はではスタッフの人の数えミスで2周も多く走りました。
本人は自分の練習時のタイムを知っているので、終わったと思ってゴールしましたが、あと2周余分に走るように指示されフラフラで2周を完走しました。
おまけに、観客席にいるたくさんの人たちの前で2周も一人ぼっちで走るのは、本当にきつかったようです。
なかなか立ち直れず、次の大会には出られないのではないかと心配していました。
母の心配とは裏腹に、高校生は立ち直りは早いものでした。
11月の大会ではタイムを1分縮める目標を立て、毎日部活が終わって自宅に帰ってからもストレッチや筋トレなど、自分で組み立てて頑張りました。
食べ物や水の摂り方も自己コントロールしています。
左半身が不自由なので、右足に負担がかかり、足が張ってしまいます。
左足裏も地面への付き方に無理があるので、マメが出来たりトラブルだらけで、大会に出られるかどうか不安との戦いです。
今回は私がガン治療で使っている温熱器を駆使し、毎日2時間温熱をかけました。
その甲斐あってか、直前トラブルが少し少なかったように思います。
当日は快晴でベストコンディションでした。
そして目標タイムより1分も早くゴール出来ました。
前の選手との差は約2分半。次の大会までに、更なるステップアップできるよう、何とかサポートしていきたいです。
子供の持っている力はすごいです。
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