障害だって治る!
障害発覚
わが息子、生後8か月で障害が見つかる。
脳の萎縮と無数の石灰化。
石灰化部分が多すぎて、手術は無理、手のうちようがない。
将来は寝たきり、重度障害者が一般的と医者から通達される。
左半身麻痺、首は座らない。
小学3年、奇跡が起こる
小3の時のMRIで脳の萎縮は跡形もなかった。
石灰化も見当たらない。脳梗塞の後のような損傷はあった。
「無数の石灰化があったはずですが?」赤ちゃんの時から見てもらっていた専門医に質問した。
「私は石灰化なんて言ったことない!」すごい剣幕で怒り始めた。
看護師さん平謝り。
15歳の今
そんな息子、今15歳。
私立高校の普通科に通っている。左半身のマヒはあるが、自分の足で歩いて通っている。
今年から陸上部に入り健常の子と一緒に走っている。
長距離レースにも出る。
障害は軽くなった。
脳も再生している。
知能の発達がが健常児の半分といわれてきた息子。
リハビリ施設では、治った人に出会えなかった。
未来が明るく想像できない。
障害は軽くできる、いや治る。
障害児をかかえた母親に希望が持てる未来を。
大丈夫、そんな未来を息子と作り上げていきたい。