大丈夫! あの時は大変だったねって言える日が必ず来るから。

子供の障害、不登校、アレルギー、そして自分自身のガンを経験し、この経験がどなたかのお役にたてればと思ってブログをはじめました。

セカンドオピニオン探しで自分の方向性が決まる

私は乳がんと診断されましたが、診断された病院に不信感が募りセカンドオピニオンを探し始めました。

 

乳がんの人が周りに一人もいなかったため、セカンドオピニオン探しは難航しました。

不信感が募った病院のおかげで嫌な病院、嫌な医師がいることはわかりました。

しかし、この病院がやっていることは、日本のスタンダードだと刷り込まれ、どこに行っても同じことじゃないかと思っていました。

 

わざわざ行ったところで疲れるだけ、傷つくだけ。

 
セカンドオピニオンに求めたもの
 ・診断が正しいか確かめたい

 ・治療方法が正しいか確かめたい

 ・技術力のある医師

 ・寄り添ってくれる病院

 ・手術、抗がん剤などをしなくてもいい病院

 ・少し遠くても納得できる病院

 

セカンドオピニオンをお願いしたいと言ったときに困ったこと

 先生が嫌な感じになるのではないかと、言い出すまでに時間がかかりました。

 この病院はスタンダードだと念を押されましたが、受け入れてもらえました。

 セカンドオピニオンどこの病院にお願いするかで資料を出すか出さないか決定する感じでした。

 あたりさわりのない病院にして診断書など作っていただきました。

  

セカンドオピニオン1

 近藤誠先生の診察を受けました。
 ガン放置の先生の意見を聞きたかったからです。 

 先生は手術してもしなくてもいいと言われましたが、手術をするならおススメの先生を紹介されました。

 

セカンドオピニオン
 近藤先生から紹介していただいた病院は、川崎市にある「医療法人 明徳会 総合新川橋病院」の村山医師でした。 
 この先生は無駄な治療はしない、治療方法も患者の意思を尊重してくれる、といった事でした。
 病院はどこも同じだと思っていましたが、病院とはこんなにも違うのかと驚きました。

 まず病院に予約を入れるとサポートをしてくれるスタッフの方から折り返し電話を頂き、どのような状態か詳細を聞かれ持ち物などの案内を受けました。

 病院に行くと、待合室の雰囲気も、受付から会計までスタッフの皆さんがとても暖かい感じがしました。
 そして電話で案内してくれた担当の方が診察室まで案内してくれました。
 村山先生の診察では、手術が必要といわれ意見が一致しませんでしたが、先生は責めることもなく、私の意思を尊重してくれ、手術をしようと思ったときにはまた受診するよう言われました。
 家から遠いですが、大丈夫ですか?など暖かい言葉をかけて頂きました。

 手術には至りませんでしたが、受診して自分の気持ちも固まり、力を頂きました。
 
セカンドオピニオン
 年に1度開かれる「がんコンベンション」に登壇された医師の中にもセカンドオピニオンでお願いするには非常によいのではないかと思う先生がいらっしゃいました。
 「がんコンベンション」を主宰している「がんコントロール協会」でクリニックを紹介しているページがありましたのでご参考までにリンクを貼り付けます。
 https://www.npo-gancon.jp/clinic/
 
 ここで登壇されていた「R未来がん国際クリニック」院長の秋山真一郎先生とお話しさせていただく機会がありましたが、非常に暖かく、寄り添ってくれる先生だと感じました。
 
ガンと診断されて心が折れそうな状態で、セカンドオピニオンを探すのは勇気もエネルギーも必要です。
私はセカンドオピニオンが見つからなくて、とても苦しく、診断書など出して頂くまでにも沢山時間がかかってしまいました。
今思えば、セカンドオピニオンを見つけると決めた時から人生が開けてきました。
自分の大事な体をどう扱うのか、自分が見えてくる時だと思います。
 
私の情報が何かお役に立てれば幸いです。