不登校を自分を変えるチャンスに。
高1の息子がまた学校に行かなくなった。
「自分はクラスのみんなから嫌われてる。四面楚歌だ」という。
「みんながひどい事を言うの?」
「ひどい事を言われてる。みんな自分を嫌っている、誰も話しかけてこない。」とうつむく。
ひどい事を言う子たちに腹立たしくなる気持ちを抑えながら
2割6割2割の法則の話をする。
自分を嫌っている人 2割
ひよりみ菌 2割
自分を好きな人 2割
今は嫌っている人2割に ひよりみ菌的な人たちが流されているから8割に嫌われているように見える、でも嫌っていない人も2割は絶対いるはずだから大丈夫 これは法則だから、と話してみた。
「他にクラスで嫌われている人はいない?」と聞いてみた。
「部活の先輩に告げ口して嫌われている人がいる。嫌な人だとは思わない」
「その子に声はかけられる?」「他にも嫌われている人いない?」そんな質問をなげかけてみた。
段々、きつい事を言ってくるメンバーが特定されてきて、きつい事を言われている人がたくさんいることに気づき始めた。
自分だけじゃなかったかも・・・。硬くなっていた顔が少しゆるんできた。
2:6:2の法則は松下幸之助さんの言葉にあるらしい。
「あなたの事が嫌いな2割の人
あなたの事がどうでもいい6割の人、
あなたの事が好きな2割の人」
「殆どの人は、あなたが嫌いな2割の人を意識しすぎている。
それによって、自分らしさが出せていない人が、あまりにも多すぎる」
それによって、自分らしさが出せていない人が、あまりにも多すぎる」
私の話は少し違ってたけど、まんざら外れてないから、よしとしよう。
担任にも相談する。
新しく変わったばかりの先生でクラスの事が理解できていないが、きついことをいう問題のあるグループがいるらしい。
「どんな事を言われたか具体的な事が分かれば対処が出来るから聞き出してくれ」といわれる。
でも、息子は絶対言わないと思う。そんな思い出したくもない事、きっとプライドを傷つける。
息子が信頼している陸上部の顧問に相談する。
「少し前に問題のあったクラスだから心配していた」
「嫌なことを言われても気にしないフリをするように。いい子もたくさんいるはずだから、その子たちとうまくいくように」とアドバイスをもらう。
そして、人を変えることは出来ないから自分を変えていくように。
わが子の改善点は耳が痛かった。
・着替えたものが脱ぎっぱなしで床に散らばっている
・財布は投げっぱなし
・服が汚れても拭かない
・服は汚れて汚い
・髪がボサボサ
不潔に見えるだけでも、女の子たちが嫌う。
「高校生のお姉ちゃんは何か言いませんか?」
当然、汚いというが、姉の事なんて小うるさいとしか思っていなかった。
母親の私はといえば、汚さが分からない。
「お姉ちゃんの意見を聞いてください!」
早速、息子と話をする。
いつも片付けてると言い張る。髪の毛なんて関係ない、服はふいてる。
こんなに自分の事が分かっていなかったのかと驚く。
姉の猛反発を受け、先生から「お姉ちゃんの意見を聞け」と言われたことを話すと、諦めた。
早速髪の毛を切り片付けの練習。
大きくなったら出来ると思っていた片づけは、大きくなってからだと身につかないことを思い知らされていた矢先の出来事。
今回の事はチャンスだと思う。
しっかり息子と向き合って彼が素敵な人生を送れるためのチャンスにしてやりたい。
#不登校