不登校とアドラー
不登校は、焦りと後悔の連続でした。
勉強が遅れる焦り、社会性が身につかないのではないかという焦り
受け入れてやらなかった後悔、幼稚園選択を誤った後悔などなど。
育て方、接し方が大きな原因だったのだと子育てを反省する毎日でした。
アドラーのことを調べていたら、こんな事が載っていました。
例えば、引きこもっている人がいるとき、
アドラー心理学の目的論では、 外に出たくないという目的によって、不安という感情を作り出している と考えます。
私も原因を取り除いてやれば学校へ行けると考えていました。
学校の先生が寄り添ってくれないから
子供の障害があるから学校が難しいのではないか
クラスの子に意地悪な事を言われて傷ついてしまったから
勉強が分からなくなってしまったから
友達がいないから などなど
原因論ではなく、アドラーの考えだと、息子は学校に行きたくないという目的のために、たくさんの感情、言い訳を作り出していたことになります。
高校生になっても、ほぼ毎日「学校に行きたくない」と言います。
学校に行きたくないから、言い訳を探している、今の彼はまさしくこれです。
今は、目的が他にもできました。
「部活をしたい」という目的の方が大きくなりました。
おかげで部活がある日は学校に行けています。
部活が無い日は、学校にいけない日が多いです。
目標さえきちんとあれば、失敗しても心がおれなくなる。
アドラーの考えで息子の事が少し理解できた気がします。